【Topics】お子さまはどのタイプ?人間の「8つの知能」前編
今回取り上げるのは、子どもたちの一人ひとりの個性のもとになる“知能”についてです。
どんな子どもにも、苦手なことがあれば得意なことがあります。そしてその得意不得意は一人ひとりみんな異なります。その謎を解くキーワードが「8つの知能」。
少し難しく感じるかもしれませんが、前編と後編の2回に分けて分かりやすくお話ししたいと思います。
IQ(知能指数)からMI(8つの知能分類)理論へ。
以前は、「知力」を測る数値として、IQ(知能指数)測定が主体でした。けれどもIQは、「記憶力」や「思考力」といった一部の能力を測る物差しに過ぎず、子どもの潜在能力を正しく把握できるものではありませんでした。
そこで、1983年、ハーバード大学教育大学院教授で心理学の世界的権威 ハワード・ガードナー氏が「人の知能は主に8つに分類でき、そのうちのどの能力が優れているかが、人それぞれの個性に繋がっていく」という「MI(Multiple Intelligence)理論」を提唱しました。
ガードナー教授が説いた8つの知能タイプには、① 論理・数学的知能 ② 言語的知能 ③ 運動感覚的知能 ④ 音楽・リズム知能 ⑤ 空間的知能 ⑥ 対人的知能 ⑦ 博物学的知能 ⑧ 内省的知能というものがあります。
ひとりひとりの興味や得意を刺激するレッスン
誰でも不得意なことには集中しにくくても、得意なことには楽しく参加できます。
そこで京進の英会話 ユニバーサルキャンパスでは、この「8つの知能」という考え方を応用し、子どもたち一人ひとりが楽しく英語に触れ続けられるように、各レッスンを子どもたちのさまざまな知能に働きかける素材の組み合わせで構成。興味を持てる知能を刺激しながら、あまり得意ではないことにも自然と関心を向けられる環境を作っています。
8つの知能に着目した幼児コースのカリキュラム
ユニバーサルキャンパスの幼児コースでは毎回のレッスンに8つの知能の要素を散りばめて、それぞれの「好き」や「得意」をきっかけに英語が大好きになるよう工夫をしています。
音楽的知能
オープニングで一緒に歌うハローソングやイマージョンクラスのダンスイングリッシュで、メロディやリズムを通して英語を楽しく学びます。
運動感覚的知能
ボキャブラリーの時間にアクションを交えゲーム感覚で身体を動かしながら英語を覚えます。
空間的知能
クラフトなど手先を使いながら立体的に英語を学びます。
対人的知能
少人数のクラスで先生や他の生徒さんとの関わりを増やすことで、楽しく交わりながら英語でコミュニケーションをはかります。(後編に続く)