【News】ChatGPTがあれば英語学習は不要?
2022年11月に公開されてから、驚くほど自然に受け答えができることで連日話題となっている「ChatGPT」。
すでに試してみた、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
どのように書いてほしいかを打ち込むだけで論文を作ってくれたり、英語の校正をおこなってくれたりと、とても便利なツールです。
これだけ便利なものがあると、言語の勉強はしなくて良いのでは?と思うこともありますね。
でも、実はChatGPTのようなツールで作成できる「言語情報」だけでは相手に伝えられないことがたくさんあります。
私たちは「会話」のなかで、「言語情報」だけでなく「非言語コミュニケーション」によって様々な情報を相手に伝えています。
非言語コミュニケーションとは?
人間はコミュニケーションを取るとき、「言語」「聴覚」「視覚」の3つの情報から相手を理解しています。
その内、声の大きさ、声色、トーン、速さ、口調、話し方などの「聴覚情報」と、表情、ジェスチャー、視線の動き、姿勢などの「視覚情報」が、「非言語コミュニケーション」です。
メラビアンの法則という心理学上の法則によると、それぞれの情報が相手に与える影響は、
①言語:7%
②聴覚:38%
③視覚:55%
だとされています。
これは、「3つの情報が矛盾している場合、受け手はどの情報を要視するか」という実験を行った結果です。優しい笑顔で「大嫌い」と言われた場合や、怒った口調で「よくできてるね」と言われた場合など想像すると、頷けるのではないでしょうか。
ただ、言語情報の影響が7%と聞くと、重要性も低いと思われがちですが、そうではありません。
大切なのは、言語・聴覚・視覚が伝える情報に矛盾がないこと。三拍子そろってスムーズなコミュニケーションとなるということです。
「英会話」を学ぶということ
聴覚に訴えるイントネーションや声の強弱。
視覚に訴える表情や身振り手振り。
それらを、言葉の意味や文章の流れ、相手の反応に合わせて使えることが、より理解されやすい会話につながります。
英会話で正しくコミュニケーションが取れるようになるには、どれか一つではなくこれらすべてを自然と身につけられる環境が重要です。
京進の英会話ユニバーサルキャンパスでは、「トータルイマージョン(英語に浸す)環境」の提供をおこなっています。教室やご家庭で、自然に英語に親しむ環境を提供し、より効果的に英語によるコミュニケーションの力を身につけていただくためのものです。
私たちのミッションは「英語をコミュニケーションの道具として使える人を育てる」こと。
ここには、異文化に遭遇しても、自分たちの文化との差異を認め、相手を尊重し、国際社会の舞台で活躍する人材の育成という願いが込められています。